
国内では、年間約170万トンの繊維廃棄物が発生していると言われています。
織物やニット製品を作る過程で余ってしまう糸を、残糸と呼びます。
現状この残糸は費用をかけて廃棄処分されているのが現状です。
当社の取り組みの特徴として、一番大きいのがこの残糸の有効活用です。
通常のリサイクル活動として多いのが、廃棄される製品を回収して再び
製品にする動きですが、実際のところこのリサイクル活動には大きな問題点があります。
それは、多くの新しい材料を投入しないと製品にならないという点です。
製品を回収して、一度綿(ワタ)の状態に戻すのですが、繊維が細かくなりすぎて
回収の材料だけでは、糸にすることができません。
その際に大量の新規の材料を必要とします。これではリサイクル活動しても
本来の意味からは、外れていると考えます。
当社としては、この廃棄される糸(残糸)をそのまま活用し、製品にします。
アップサイクル手袋
カラーワーク


当社の製品の多くは、この残糸を使用しております。
残糸100%の手袋は、上に示したカラー手袋になりますが、その他の一般作業用手袋に太い糸の隙間を埋める意味合いも含めて残糸を取り入れております。
ゴミを少しでも減らせれる、小さな活動ですがこれからも実施していきます。